ンニーサイバーショットDSC-T9のテレビCM(タップダンサーがただ撮影するだけの内容)と、フジフィルムFinePix-Z2のテレビCM(夜のディズニーショーを撮影するだけの内容)を見比べてみて『どちらがより手ぶれに強そうで、より被写体ぶれに強そうに見えるかなー』ということをボーっと考えていたのだが、こういうところで最近のンニーは大きく損をしているのではないか、という結論に達した。個人的にファインピクスが好きという理由もあるのだが、普通の人がちょっと見ただけで「すごいブレてる写真もピッタリ撮影できる!」という大事な点をアピールできているのは、間違いなくFinePix-Z2のほうだと思う。Z2もT9も、実際あれだけブレててもきちんと撮影できるんだけど、T9のCMのほうは最後まで踊ってるだけで終わってしまった。
サイバーショットT1のコマーシャルは好きだったのに、あの可愛い世界観をもったCMはどこにいってしまったのだろう…
同じような理由で、ンニーのスゴ録が、シャープのAquosHDレコーダや、日立のダブ録にも負けてるような気がしてしまう。液晶BRAVIAは何の変わり映えもしないコマーシャルに仕上がってるし、PSPはソフト販売路線から「PSP本体を買えば動画や音楽も持ち運べるよ!」路線になっており、NDSにソフトという大事な部分ですっかり差をつけられている印象をもってしまった。
そういうことを考えているときに、ワールドビジネスサテライト(WBS)で、知的財産や休眠特許を生かせるように企業に紹介している人がいる……という話が流れてきて、『今そこにあるものをいかにして良く見せるか、あるいは知ってもらうのは大変な作業なんだなぁ』とシミジミしてしまった。
企業に限った話じゃなくて、今はこういう「プレゼンテーション力」が必要とされる時代なんだー!という結論を無事に導き出せたところで、多分、俺は寝る。
多分2年くらい前から同じようなことを言ったり書いたりしてるんだけど、ログ残ってないので自戒をこめてもう一度書いた。