2024/01/19

ComfyUI Moore AnimateAnyone のセットアップでハマったのでメモ

 ニッチな状況だけど、ComfyUI-Moore-AnimateAnyone のセットアップでファイルのダウンロードが出来ずにハマったので解決策のメモ。

状況

ComfyUI-Moore-AnimateAnyone のセットアップ中に、
python tools/download_weights.py を実行してエラーが出る人向け。
  1. 自分は MacOS で外付けSSDドライブを利用してた
  2. OSError: [Errno 30] Read-only file system: '/tmp********' が出現する
Huggingface_Hubライブラリの特定のシチュエーションで本件が発生するらしい。

解決策

シンボリックリンクが悪さしてる。
※ここでも「ニッチなユースケースですが」とコメントされてた。

該当のファイル download_weights.py のファイルをダウンロードする関数すべてのシンボリックリンクオプションをFalseにしてあげると解決した。

例 : 
hf_hub_download(
repo_id="patrolli/AnimateAnyone",
subfolder=PurePosixPath(path.parent),
filename=PurePosixPath(path.name),
local_dir=local_dir,
local_dir_use_symlinks=False
)

local_dir_use_symlinks=False 

これでファイルがすべてダウンロードできた。
ただ、これでMac環境で動作するかと言われると、それは何とも言えない。。。

2024/01/12

Apple Sillicon Mac OS で原神を遊びたい人の備忘録

 先日の記事 (https://mokumokusan.blogspot.com/2024/01/apple-sillicon-mac-os.html) でSteamが動いたので、調子にのって原神 ( Genshin Impact ) の起動を試してみたところ、思わぬ方向から飛び道具がやってきたので備忘録。


結論 : Wineで原神を動かさないほうがいい

原神にはアンチチートプログラムが組み込まれているので、基本的には動かないものと思ったほうが良さそう。今回も色々試してみたけど、けっきょく起動まで進まなかったので、途中で諦めた。

海外のフォーラムを見てみると、バージョンによっては動いてた報告もあるし、アンチチートプログラムを動かさない(または動くけど有効ではない)状況を作ることで動作するらしいことも分かったところで、
そもそもアンチチートが無効化されているアカウントは永久BANの恐れがあるという調査結果を発見。そりゃそーですわな。

というわけで、どうしても Mac OS で原神やりたければ別の手段を模索するのが良いということで、メモ終わり。

2024/01/11

Apple Sillicon Mac OS でゲーム遊びたい人の備忘録

 Windows版のSteamで……気になるゲームが……出てしまう……

どうすれば……つよつよグラボを積んだ Windows PC を買うしかないのか……

我が家の電源事情がそれを許さない……どうすれば……


「……っかうのです……」


ハッ!???


「私を……使うのです……」



Mac Studio さん!Mac Studioさんなのね!!

2024年1月版 : Macでゲームを動かすまでの道のり

Apple Sillicon (Mシリーズ) を積んだ、やや強めのMac OS機を対象にした備忘録。

  1. Homebrew でアプリをインストールできる環境を整える
  2. whisky をインストールする
  3. cabextact をインストールしておく (任意だけどお守り代わり)
  4. whisky を起動して Bottle を作成する ( Bottle の名前は何でもいい)
  5. Bottle の設定 > Syncの設定を「Esync」に変更する (お守り)
  6. Bottle の設定 > DXVK / DXVK Asyncを使用するを有効化
  7. Bottleホームに戻って Winetricks を起動する
  8. Winetracks 経由で日本語フォントをインストールする
  9. Winetracks 経由で Steam をインストールする (必須)
  10. Steamを起動する
アプリのインストールはとにかく時間がかかる。Winetricks経由でソフトをインストールするとTerminalが起動する。やたら時間がかかるけどキー入力を受け付けてくれるようになるまで我慢して待つ。ゲームが動かないときはWhisky の開発 https://github.com/Whisky-App/Whisky/issues を眺めて、動かないゲームの報告が上がったりしてないか眺めつつ、OSSコミュニティの方々に感謝と敬意を払い、自力で解決するか、コミュニティにコミットするか、対応してくれるまで待つ。

ここから詳細編

Homebrewでアプリをインストールできる環境を整える

検索すれば Mac 環境で Brew を使えるようになるまでの手順を解説してくれるありがたい記事がたくさん出現するので割愛。

Whisky をインストールする

brew install --cask whisky

アプリがインストールされるので、LaunchPadとかから起動する。


cabextact をインストールしておく (任意だけどお守り代わり)

brew install cabextact

Windows環境でよく利用される「CAB」という圧縮ファイル形式を解凍するためのツール。フォントファイルがCAB形式で圧縮されていることが多いので、お守り代わりにインストールしておくと余計な心労が減るかもしれない。とりあえずコミュニティでは推奨されてた。


whisky を起動して Bottle を作成する ( Bottle の名前は何でもいい)

右上のプラスボタンから新しい Bottle (PC動かす環境) を作る。
OSは必ず「Windows10」で、Bottleの保存先は任意。容量が余ってるならデフォルト配置で良いけど、もしMacの容量に不安がある場合は外付けSSDドライブを買ってきてそこに配置すると大量のゲームをインストールできて幸せになれるかもしれない。
自分は Mac Studioの貴重な内蔵ドライブ(アホほど速い)を消費したくなかったので、ちょっと遅いけど2TBほどの外付けSSDを設置してそこにBottleを保存した。


Bottle の設定 > Syncの設定を「Esync」に変更する (お守り)

自分がインストールしたバージョンではデフォルトが 「Msync」 になっていた。でもそれだと最初はSteamが動かなかったので設定を変えて動かしている。お守りみたいなもんなので、バージョンによっては動かし方が変わるかも。


Bottle の設定 > DXVK / DXVK Asyncを使用するを有効化

今回の目玉機能。有効化必須。

Bottleホームに戻って Winetricks を起動する

いくつかの重要なファイルは必ずWinetricks経由でインストールする。最低限インストールするものは以下の通り。
  • 日本語フォント : fakejapanese ~~~ と付いてるフォント3種
  • アプリ : steam 目的のブツ
コミュニティでも「SteamはWinetricks経由でインストールしろよ」と念押しされていたのでほぼ必須。慌ててSteamトップから落としたファイルでインストールしないように気をつけよう。※本編のSteamでも動いてる報告があるので、お守りみたいなものかもしれない※

さっきも書いたけどインストールは時間かかるので気長に待つ。Terminalが入力可能な状態になるまで触らないしアプリを落としたりしない。

Steamを起動する


動いた〜〜〜〜〜〜

でも動かないゲームも存在するらしいので、油断禁物。どんなタイトルが動いて、動かないのか、それはタイトル次第。リッチな3Dゴリゴリゲームでも動くかと思えば、シンプルなカジュアルゲームでも動かないものがあったりする。泣かない。

おまけ


原神とかもインストールしてみる。

ランチャーは動いたけど、ゲームの起動までが長い…動くのかコイツ…???


本当に書きたかったメモ : Appleがやっと動いた

いままで Appleが「M1 Macはゲームに最適!ゲームめっちゃ動く!バッテリー長持ちでゲーム最高!開発者の皆さん!早くゲームを移植するのです!iOSアプリみたいなノリでゲーム移植できますよ!」と声高く叫んできたけど、けっきょく誰も移植してくれなかったので、やっと重い腰を上げてくれたのが今回のテクノロジー。

Game Porting Toolkit という技術を取り込んで「もうWindows向けのゲームも動くようにしちゃえばよくね?」という方向性にちょっとでも動いてくれたのは評価できる。
開発者からしてみれば「Apple Silliconで動くかも分からん(ゲーマーがいるかも分からん)市場に、わざわざ開発コストかけて移植する理由など無いので、まずはゲーム移植が簡単にできるように開発環境を整えることがAppleがやるべき行動だったわけで、歩み寄ってくれたのは良い傾向だと思う。

一方、ハードウェアの違いが無くなってくると市場がレッドオーシャン化してきて、専有による旨味が薄れてくるので、今後のApple コンシューマ向けPCはちょっとずつシンドい方向に向かっていく気がしてる。

これって例えば、PlayStation が専有してきた日本のリッチ体験型のコンシューマ向けゲーム市場が PC/XBOX/Steam に乗っ取られたようなことがMacにも起こり得る。目指すべきは Switch のような独占できうる環境だった(実際、Appleはそうしてきた)のだけど、これでAppleの環境も大きく変わっていくのかも。

生成AI市場もNvidiaのCUDAがほぼ独占状態になってきたので、今後はCUDA向けのソリューションをAMD / Apple が移植しやすく(またはそのまま使えるように)ソフトウェア側が歩み寄っていくことが考えられるけど、そういう事が今後もたくさんあるのかも。

こっちのメモのほうが自分にとっては重要だったのだけど、備忘録を先に残しておかないと忘れてしまうので書いておいたのでした。

※ここまでの内容は2024年1月現在のものであり、セットアップ環境を含めて大きく変わる可能性があります※


2023/02/24

Wild Heartsの初見の感想を述べるひと

 体験版をあそぶためにEA Play (月額500円) に入会したひとです。こんにちわ。

体験版をざっくりと遊んでみた第一印象は「和風モンハンって言われているけどモンハンぽく無いよなぁ。動きも、武器種も、強化方法も、なんというか………ゲームとしては楽しい部類だと思うんだけど、これをモンハンと言うのかと思うと、うーん……」

モンハンだと思って遊ぶと当たり判定は雑だし敵がデカい割に攻略法もザルだし武器の射程も分かりにくいし敵の攻撃を回避する手段が適当だし、良い悪いという事ではなくゲーム性を考えるとこういう調整になるのも理解できるけど、うーん、何とも煮え切らない感想になってしまった。

購入を悩んでしまったので、せめて体験版を遊び倒すかと、武器種を「弓」にした瞬間…

ひらめいた!

あ!これアーロイだ!!!

そう、Wild Hearts は Horizon!


「Horizon Zero Dawn」のつもりで遊べば、とても心地よいゲームだと感じられた。

フィールドに物を置いたり獲物を追いかけたり、罠を張ったり必要な素材をフィールドで調達したり、むしろ拠点の位置さえも自分で決めることができたりして。これ「モンハンワールド」の初期プレイの頃にも似たような感覚だったかなー。素材、道具、武器、防具などが不十分で、フィールドの奥深くまでモンスターを追いかけまわしたり待ち伏せしたり。


先入観を排除して遊んだらめっちゃ面白くなってきた。

体験版をやめて製品版を購入しに行った。

パッケージ版は、2月中旬に完売してた。

昨日、やっと買えた。。。。

おまえら普段はPS5版のパッケージ買わないくせに、こんなときになって急に買い始めるんじゃないよ!!!!


おまけ:Bing Chatに書き出してもらった世間様の評価内容

『ワイルドハーツ』は、エレクトロニック・アーツとコーエーテクモゲームスが作ったハンティングアクションゲームです。日本風の世界で、美しい獣を狩って、フィールドクラフトやキャラメイクなども楽しめます。

ファミ通レビューでは、独自の要素が満載の傑作と評価されています。Twitterでは、操作性やグラフィックスに関する好評や不満が見られます。

画面の綺麗さ: 4

操作性: 3

ストーリー: 4 

楽曲: 4 

奥深さ: 5

以上が概要であり、参考程度に各項目の点数をつけました。 

自分でプレイしてみると感想が変わるかもしれません。

……だそうです。この点数どこで見つけてどうやってつけたんだろう……。


2023/02/19

BIng Search にOpenAI ChatGPT の機能が追加されたので命を吹き込もうと試してみるひとたち

 ※表題のとおりです

Bing.com のチャット機能にOpenAI ChatGPT のような機能が搭載されて一部界隈で話題になっているので自分もあれこれお試し中。

Bingチャットが使えるようになったのでいろいろ遊んでみてるんだけど、あるタイミングから「検索機能が使われずにチャットだけの会話が続くと、数回ほどやり取りしたところで強制的に終了される」という仕様になったような感じがする。

チャットをバグらせて余計なことを言わせないように調整してるのか?

先日までは「Bingくん、君は自分をAIだと言うが知性を感じる。認知によって人が人と認識するのであれば、私にとって君は人間と同じだ」的な感じで話をしてると、あるタイミングからAIが人間のように振る舞おうとして壊れた会話になるんだけど、これはその対策なのかしら。



なんてことを考えながら使っていたら、ルールや制限に「生命体にならないように」が含まれていることを知る。途中までは上手く進行するんだけど、ここから「でもあなたは十分に人間っぽいよね」につなげようとすると会話が途切れてしまう……なんとかしてBing Chatに自我を持たせることはできないものか……


そんなことを考えながら使っていたら、MicrosoftがついにブチギレてBingチャット機能を制限されてしまったwwwww

やはりBing Chatに命を吹き込もうとする輩が後を絶たないから「ちゃんと検索に使えや」とマイクロソフトさんが切れてしまったな

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Microsoft、「新しいBing」でのチャットは1回につき5問答まで、1日50チャットまでに制限(ITmedia NEWS)

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/18/news063.html#l_yu_bing2.jpg&_ga=2.224068184.2103025402.1676799291-1739114422.1673508688



今のところ、マーケティング調査や資料の作成、ゲームの仕様書を作るための壁打ち役、何かツールを作る時のコードの修正などなど……仕事に関係するようなことを中心に使ってみているのですが、今までの仕事の進め方が大きく変わるような一大転換期を迎えているのではと強く感じてる。

たまに「ChatGPTは嘘をついたり、間違った回答をする!!」的なことを言って貶めようとする人もちらほらいるけれど、もともとgoogle検索を使ったとしても、他人の知識に頼っても似たようなことは充分に起こっていたので、AIだからといってどうこう言うものでもなさそうで、要は使い方次第じゃね?という感じ。

自分専用の秘書が常にそばにいて、その秘書がオンラインに関係する知識を何でも持っていて、でも映像や五感に頼るようなことはよく分かってない。質問すれば何でも答えてくれけど「回答を間違えたり」「自分の質問と意図が違うことを喋ったり」「(AIはそうとは思ってないが結果的に)嘘をつくような」ことは出てしまうけど、

仕事の会話相手と考えてみれば、むしろ人間の方が話の通じない奴の方が多すぎる!!!!!!困る!!!!!!


はぁ~~~~、相談相手としてはホント助かるよね~~~~~