2016/11/09

アメリカ大統領選挙の行く末が他人事じゃないので気になってるひとたち

※この記事をアップした頃には結果が出てるかもしれませんが、現時点ではトランプ氏の圧倒的優勢という状況で書いてます

Google Hot Trendsが軒並みアメリカ大統領選で埋まり、さらに「今後」とか「政策」「日本との関係」たまに「日経平均株価」などなどのワードが混じった感じになっており、世間様の検索から世相が透けてみえている今日このごろです。

自分もそんなひとりとして選挙の行く末を見ていたのですが、ニュースを探していたら今年5月頃に投稿されていた下記の記事が目に入りました。



今回の選挙の行く末が気になる大きな理由は「日本の今後に影響するだけに、無関心、他人事ではいられない」関係者が多いからじゃないかなと思います。

かくいう自分も(いちおう)日本拠点のグローバル企業的なものに勤めている立場なので、アメリカ様が「アジアの特定国に対して攻撃的である」ことは憂う事態だったりするわけですね。ビジネスの話とは切り分けて考えるべきなんでしょうけど、自分の商売もアジア圏を中心にあちこち関係してるので、進出しやすさとか政策の行く末を考えると暗い気持ちになります。

※トランプ氏の政策は「自国主義」なので、南米や中東を中心にあちこちに火種が撒かれてて日本に求められているものはまだマシ…とも捉えられるのですが。



特定の層からソッポ向かれてた候補者たち

選挙前日にはこんな記事も。

特定の年齢層には懐かしいダニエルさんの解説ですが、特定の層にとっては「どっちもアウト」という感じになっているのも、今回の選挙戦の特徴になってましたね。


  • 黒人や女性、ヒスパニック系から支持されるクリントン氏
  • 低所得白人層から支持されるトランプ氏
  • 両方支持したくなくて悲しい気持ちになっている高額所得層


こういう、世代や思想ではなく、地域や収入や関係する世界で分断される構図って、日本(東京と地方都市と山間部など)とか中国(高額所得層と農民層とそれ以外)でも起こりそうだなぁと、そんなことを考えてます。
経済格差がどうとか言われて久しいですが、経済の格差が知識や思想の分断につながって、それが住む場所や地域の文化性になりうることを考えると、経済格差を埋める政策以上に、知識や経験を積める仕組みのほうが格差是正のためには大事なんじゃないか?とか、そういう考えにも結びついたり?

閑話休題。


日本でも格差が広がりつつあり、今後さらに社会が分断されれば、このように「敵」をつくるような言葉が多く使われるだろうが、その時にどういう態度を示すのか。政策の話は政治家や官僚が中心となって考えることになるが、「敵」をつくる言葉に対し社会がどう向き合うのかは国民の空気にかかっているだろう。(By Blogos)

国内に敵をつくるのか、国外に目を向けさせるのか、そういう矛先などは色々あれど、周りにいる人が安心して過ごせる環境であってほしいし、そうなるように出来る行動をするべきなんだろうな……っと、そんなことをぼんやり思うのです。

何か活動家じみたことをするとか、そんなんじゃなくてね。

普段、政治の話とかしないし、何かの活動をしているわけでもないのですが、国外でもたまに仕事するようになって、そういうのが気になるお年頃になったので書いてみました。


おまけ


2大候補ばかり注目される昨今ですが、他にも選挙にでていた方たちのことも、忘れないであげてください……
ていうかその他候補で500万票以上の得票があるって、その人たちが立候補していなければ別の結果になっていた可能性もあることを考えると、それなりに影響力を発揮したとも言えなくもないのではなかろうか。

おわり。