2011/07/09

暑さで思考がぶっとぶ

あちー

■なんとかプラスが見せる世界

会社帰りのAさん的な話。

「イタ飯を食べたい」とAndroidケータイを取り出す。検索ボタンを押して「イタ飯」と入力すると、マップが起動して近所のイタリアンレストランがずらりと表示される。スポットには「+1(プラスワン)」の数字もついており、★マークによる評価とコメントが読める。350㍍ほど先にあるレストランが気になったのでスポットをタップして、徒歩ナビを起動。音声案内に従って歩き始める。
お店に到着したAさんは、まずはカメラでパシャリと一枚。撮った写真はGoogle+の個人アルバムに自動で保存される。コメントに「お店到着!外観がカワイイ!」と入れておいた。

店内に入るとケータイクーポンの登録が出来るQRコード。さっそく読み取ってケータイに保存すると、自分のアカウントにクーポンデータが登録。Google+のフレンドにも配布できるようになった。席について料理が来たら、またカメラでパチリ。これも自動で個人アルバムに登録されたので「料理きた!おいしそう!」と位置情報付きでコメントを入れておいた。

食事が終わってふと壁紙を見ると、近くのフリースペースで開催のライブイベントのお知らせ。すごく興味をひかれたのでパンフに掲載されたQRコードからイベント情報をGoogle+のイベントリストに登録しておいた。ケータイのウィジェットに表示してあるカレンダーにも写真付きで自動登録されるから、予定を忘れる心配もない。もちろんイベントはGoogle+のフレンドにも共有されるので、あとで一緒に行く人を募集しよう。

会計のときはケータイ支払いで。といってもSuicaやiDではなく、最近オサイフケータイに対応したGoogleCheckOut。クレジット払いが使えるのでチャージし忘れもないし、支払い結果はすぐにGmailで連絡されるから使い込みの心配もない。お店を出るとメールが到着。先ほどの支払い結果のほかに、お店のURLと「+1」のアイコンが貼ってあったので押しておいた。★★★★★「このお店すごく良かったよ!今度みんなで行こー」とコメント付き評価も忘れない。

イタ飯屋で登録したイベント当日。設定より2時間も早くアラームが鳴ってなんだろうと思ったら、電車遅延が発生してる!Huddleで「大変!電車遅延してるって!」とすぐさま投稿したら、みんなから「うちも!」「こっちは大丈夫~」と次々と連絡アリ。早めに連絡きたおかげで遅刻しなくてすみそう。Googleトランジットで電車を調べたら、あと30分後の電車に乗ればいいみたい。「○○分の電車のる!」と共有しておこう。

現地に集合したグループの面々とともに、イベント会場に向かう。今日は好きなバンドの生ライブ!動画撮影全然オッケーのお気楽なイベントなので、みんな思い思いのカメラを構えて開始を待ってる。撮ったビデオは自動でアップロードされるから、今日イベント来られなかった友人にも共有して見せるつもり。Googleチャットなら一緒に同じビデオ見ながらおしゃべり出来て便利。

仕事のときはケータイじゃなくてChrome noteを使う。Google+の「お仕事」グループに分けた人たちとドキュメントを共有して、遠隔地で同じファイルを操作してる。相手は外国のかただけどGoogle翻訳がチャットの内容をすぐに直してくれるので、意思疎通で困ることもない。
ヒマなときはChromeアプリストアでゲームを落としたり、RSSリーダーに登録した共有ニュースや小ネタサイトを読んで暇つぶし。面白いものがあったら「+1」してフレンドに共有したり、同じゲームに誘ったりする。


そうして付けられた「+1」や「★コメント」、
さらには連動した位置情報や写真やユーザー層までもが
そのまま人力検索の結果になり、
クローラー型のロボット検索は一旦収束。

プラスが人と人を繋げることで、
これまではサイトを作る側が配信していた「情報」が、
これからは「人がつくって配信される情報」に置き換わる。

その検索データはGoogleのサービスのあらゆるところに浸透し、
検索結果として表示され、使われ、また収集される。
そこにこれまで培ってきた「クローラー検索」が加わって、
どんな些細な情報も、瞬時に検索して、分かりやすく表示される。

***

他のSNSサービスがどうとか、iPhoneのライバルがどうとか、
そんなちっぽけな存在なんてライバル足り得ない。
目指すべきはGoogleの検索が生きること(≠生活)に関わること。

プラスが目指す ”立ち位置 ”は、
そんなところにあるんじゃないかと思ったんだ。

***

Androidマーケットに配信されているGoogle+クライアントに
「撮った写真やビデオを自動でアップロードする」なんて機能を
見つけた瞬間に、こんな妄想が飛び出すくらいに暑い。

まじで。

あちー