BOOX Nova Air2 が我が家にやってきた
開封の儀。
E-INKディスプレイで本が読めるタブレットが欲しかったんだけど、Kindle Scribeだと特定の書店……というかAmazonしか使えなくなってしまうので、Google Playに対応してるタブレットが欲しかった。選択肢がほとんど無い。BOOXを買うしかない。
都内の家電量販店であれば展示販売されているということだったので、休日に秋葉原に向かって実機をゴソゴソ触り、人混みにまみれて穢れた気持ちになりながら帰宅し、購入を決意した。あれを触っていなかったら今でも買わずにうんうん唸っていたかもしれない。
E-INKディスプレイの端末はそれほどまでに「実機の操作感」が超大事。オンラインで購入して『こんなはずでは……』という感想になることは避けたかったので、苦労して探し回って実機を触る機会を得ることが出来たのは僥倖であった。
まぁ、実際に触ったときも『レスポンス気になるな…おかしいな…』と思っていたので、実際のところは触らなくても結局買っていたかもしれない。後述。
ホーム画面
ホーム画面は左側にメニューアイコン・右側に項目を表示するタイプ。
この配置は設定で変更できるがメニューアイコン自体を非表示にすることはできない。ホームアプリを入れ替えれば Pure Android Homeにできそうだけど、端末スペック的にもそれをわざわざする必要はなさそう。
初期状態では画面右下のほうに、iOSで言うところの「AssistiveTouch」風のショートカットボタン(白い円形のやつ)が置いてあって、こちらもショートカットの中身を置き換えることで画面のリフレッシュを抑えながら必要な操作を済ませることが出来る。
画面のリフレッシュを減らすことが大事
E-INKディスプレイの端末を触ったことがあるひとなら分かるかもだが、E-INK端末は総じて画面のリフレッシュ中は操作を受け付けない場面が多いので、その分だけレスポンスが遅いように感じる。なのでショートカットキーを駆使して画面の移動を減らし、可能な限りリフレッシュ回数を減らすことが軽快な操作につながる。
これはE-INKディスプレイを使っている宿命みたいなものだから、画面のリフレッシュが発生することを見越して操作するしかないのだが、それをショートカットや物理ボタンで解消できるのであれば是非慣れるべきだろう。
動作速度という観点で話をすると、例えば外付けキーボードを付けてブログを書いたりしているとキーの打ち漏らしは発生しないし、外付けカバーのページ送りボタンは軽快に動作する。Nova Air 2 はロー・ミドルスペックのSoCを積んでいるので、とかくディスプレイのリフレッシュが無ければそろそこ快適に動いてくれる。
メモ書きは快適だがクセつよ
かなり雑めに文字を書いても文字起こししてくれる&後で別のページに文字だけを貼り付けることができるのでメモ帳としてはかなり優秀。これだけでも欲しくなるひとはいるだろう。
ファイル転送はラクラク
ちょっと関心したのがBOOX Drop機能。
内蔵メモリがそんなに多くないので、マメに掃除をしないといけないところが若干面倒な端末だけど、自前で自炊してるひとにとってはファイルの移動がラクなので、この辺にも優位性を感じる。
総評メモ
大まかに言えば欲しかった機能がほぼ全てついていたので不満が少ない。E-INKディスプレイ付きタブレット端末が欲しい場合、完全に用途が固定されているならともかく、マンガアプリを使う機会が多いとか、メモ帳代わりにしたいとか、多少なりとも汎用性のある使い道に思いを馳せることができるのであればBOOXが圧倒的に強い。
というか Nova Air 2 がかなり完成度が高いと思う。
これでMicroSDカードに対応してくれていれば本当に最高すぎたのだが…スピーカーやマイクよりもMicroSDカード対応のほうが良かったやろ……どうして……